2015.04.16(Thu):政治・社会
国道三号線を歩いてきて、 阿久根の道の駅に着く。
道の駅にあった検索端末で調べてみると、
最終目的地の沖縄に行くには、 鹿児島の最南端ではなく、
鹿児島市の方から行けることを知る。
ウワッ遠回りしてた!と思ったが、 これも旅の醍醐味だなと感じる。

それから進んでいくと、鉄オタらしき少年がカメラを構え、
橋の上から線路を眺めていた。
話しかけると、東京から来たようで、
九州の電車が珍しいので撮ってから帰る予定なのだとか。
わざわざ東京から来る人もいるんだな~とか思っていたら、
一両編成で可愛らしい電車が通った。
後から知ったのだが、オレンジ鉄道の電車は
デザインがそれぞれ違い、デザインが良い。

東京の彼と別れてから、空き屋と言うか、
廃屋ばかりの地域を通る。
すると、すぐに海が見えてきたので、
海を眺めてみると、砂浜や島の具合が
宮城県の松島のようだと感じていたら、
眼鏡をかけた、ちょっと変わった格好をした人が話しかけてきた。

「どこから来たの?どこに向かってるの?」 と、普通の話から、
「一発ネタをしたら、蕎麦でも食べさせてくれるかもよ?」 と、
呼ばれて近くの海の家に行ったら、 数人の人がいて、
小ネタをして蕎麦を頂いた。
その後、何人かが合流してきて、話が盛り上がり、
ご馳走になり、そのまま 皆で近くの公民館に泊まった。
その日の話。 「この地域は空き家ばかりで、 若者が全然居なく、
最初に話しかけてきた人の 上の世代は60代だと言っていた。」
「この地域は、川内と書いて、センダイと言う。」
そこに集まっていたのが、 ちょうど同世代の人たちばかりで話も合い、
こんな場所に住みたいなと思うようになった。

それからは、地元の老夫婦の家で、お菓子や、ご飯や、
お風呂や、洗濯などお世話になり、
平日は海の家でご飯を頂いて泊まり、 祝日は公民館に泊まる。

最初に話しかけてくれた人のお世話で、
たこ焼き屋の仕事を始める。 家を探すにも、
田舎では人の紹介になったりするので、
その時に地元で仕事をしている方が話が通しやすくなる。
たこ焼きを作るのも結構難しくて面白く、 職場の人も良い人ばかりだった。

最初に話しかけてきた人は、
しばらくの間ラジオでコーナーを受け持っていたが、
最終回を迎えるにあたり、 俺に収録を観に来ないか?
と言われたので、 興味本位で観に行ったら、
他の出演者にも 「最終回だし、参加したら良いさ」 と言われ、
最終回なんだから、普通にちゃんと終わらせようよ。
とも思ったけど、 最終回だし、逆にメチャクチャやった方が
面白いかもなと思って参加をする 事になる。
へ~ こんな感じでやってるんだ。と、思いつつ、
ニコニコ生放送をしていたおかげで、 意外と普通に?対応は出来た。
打ち合わせなしのブッツケ本番。
しかも、正面に座っている司会の女性が、 時計を注意して見ていて、
それに対し、どのぐらいの尺で会話をすれば
ちょうど良いのかがわからな かったので、 こちらから話を振ったり、
盛り上げたりは難しかったのが悔やまれた。
そのラジオで、最初に話しかけてきた人の事を
師匠と言われていたので、俺 も師匠と呼ぶようになる。
その後も師匠はライブに出たり、
妊娠した奥さんと喧嘩をしたり頑張って いた。

俺はたまに師匠に送り迎えとか、
海の家でとりあえず五千円を借りるなどしたが、
公民館一泊500円、電車片道370円、
バス片道100円or490円がだいぶキツイくて、
生活保護の申請をし、何とかしのいでいた。
生活保護にあたり、ネックになるのが住所で、
地域の半数が空き屋なのに、 その住所がなかなか決まらず、
市役所の人から、不動産屋を通して街で家を探した方が良いと言われ、
そしたら、元の、「この地域で皆と暮らす」目的が失われると感じた。

ニュースで話題になっている、
空き屋問題を実際に体験したら、
第1に、家主が都会に行って住んでいない。
第2に、入りもしない思い出の品を巨大倉庫に保管。
第3に、更地にすると税金が高くなる。
第4に、更地にするのに解体費がかかる。
第5に、白蟻や雨漏りなどで人が住めなくなる。

空き屋があって、住みたい人がいても、
帰ってくる気もない別荘の持ち主が権利を持ち続け、
町が空き屋だらけで廃れていく。
土地の名義変更もそうだけど、 ブラジルにいるんだか、
北朝鮮にいるんだか、イスラム国にいるんだかわからないような
親戚から判をもらって歩くとか、
そうゆう手続き不備、制度の問題であって、
国や都道府県が、そうなるように仕向けた結果、
こうゆう風になったと感じたし、
村の反応も、ぜひ来てほしいって反応をしつつも、
素性のわからないよそ者を受け入れる不安と、
1ヶ月も経過してくると、いつまでこんな生活でいるつもりなんだと、言い たくても言えない空気を感じだした。

荷物をあっちに置いたり、こっちに置いたり、
洗濯も人に頼んでやるとか、 公民館に泊まるのも、
自治会長に毎回挨拶に行ったり、病院に行くにも、
生活保護の手続きをして通院しなきゃきゃならないし、
花粉症も辛いし、 いろんな意味で、限界だなと感じて、
仕事を辞め、旅に出ることにした。

旅にでる前に一万五千円、一万五千円、五千円、
三万円、十万円と、スロッ トで連勝し、
連休に漫画喫茶に泊まっても、+14万円になった。
これだけ余裕があれば問題ないと歩き始め、
途中で、もう歩く意味もないとは感じて、
電車の方が安くて早いとは思ったけど、
旅の最後が電車では駄目だと思って歩くことにした。

紫外線が暑いし、疲れたので、 途中のパチ屋に寄ったら、
最初は一万円ぐらい出たものの、後は飲まれだしたので、
黄門ちゃまに移動をしたら低設定で三万円負け、
挽回しようと1700はまってから500ハマったジャグラーに移動する も、
設定1だとしても飲み込み続けて、
その台は一日で十万円を飲み込んだ。 結局、その店で八万円も負ける。

二日目はちょっと寂れたパチ屋で、
これまた朝から一万円ぐらい出た。
それからジャグラーに移動するも、
昨日の据え置きみたいな出方をしているので、
全台中間設定の据え置きと予想して、
前日のハマり台を打ったら、これまた設定1で、 4万円負け。

旅を初めてからこんな調子になる。
やっぱり、 負けてもいいやって感じで出るまで打ち続ける忍耐力と、
知らない客に出さない、特に一見さんみたいなのには
出さない遠隔みたいな のとか、 出す店かどうかの見極めと、
設定の入れ方の癖とかを知ってないと駄目だと感じた。
街中だと、他店からの客の取り合いだから、
損をしても系列店から金を集めれるが、
郊外のパチ屋は、少ない客から利益を上げたり、
集金の為に設定が渋い店が多いと感じた。
負けてはいるけど、1~2万はまだ+だから良いかと思って旅を続けるが、 やっぱり電車で移動をすれば良かったと後悔。

ただ黙々と歩くが、 腹が減ったら食べ物を買い、
喉が渇いたら飲み物を買い、
金を持っていると心が弱くなると感じた。
人生を楽しむ事は幸せでもあるんだけど、
甘ったれるのとはちょっと違う。
道を歩いていたら、 オッサンッ!と
呼ぶ声が聞こえたので 見てみると、そこには師匠がいた。
たまたま、ライブの音合わせがあって通りかかった。
近くで行うと言うので、いろんな話をしながら移動し、練習を見る。
電車で移動をしたり、パチ屋に行ってなかったら会うことはなかった。
その時は逢うようになってたのかなと感じた。
それと同時に、勝ったら負けるとも。 全てはそうなる運命(流れ)なのかも。

師匠と別れ、次の日の昼頃、 スーパーマーケットで買い物をして
ベンチで休んでたら、話しかけてきた男性と
話をしているうちに温泉に連れて行ってくれる事になり、
温泉の時に、さざれ石の話になったので、
温泉の後、さざれ石を見に行く。
予想以上に普通の石でビックリした。
さざれ石の後、元の場所で 降ろしてもらおうと思ったが、
あと数キロだし、せっかくの出会いなので、
そのまま鹿児島市を案内してもらうことにした。

鹿児島市に着いたら、まずどこに行く? って話から、
安く飲める居酒屋、 おっぱいパブって話しになり、
おっぱいパブに行ったら、逆に欲求不満になるでしょ? って流れから、
結局、普通に風俗に行った方が良いと結論になる。
今までなら、金ももったいないし、
そんな店で働く女性とは気も合わないと、
嫌煙していたが、 どうせ死ぬなら、いろいろ試してから
死にたいと思うようになったので、 行ってみることにした。

お店で来た女の子と話してみると、
母が進路とかお見合い相手を決められるのが嫌で、
家を出て仕事に就いたが、 飲み屋かと思ったら、この仕事だった。
お金がなくてお金を借りたりした。 と、言っていた。
未成年は、行政支援が受けにくいし、
人の伝手とかも少なくて、 こうゆう道に行きやすいと感じた。

店から出て歩いていたら、 あの人、タレントだよと言われ、
話のきっかけに、 俺が旅をしてきた事を紹介されたが、
そんな事よりも、その人のお兄さんが
宮城の石巻に行っていた事で話がつながった。
紹介するのは良いが、その本人が 緊張してどうするんだよと思った。
俺は、テレビに出てるのを知らないから、 ただのオッサンと話してる気分だった。

それから居酒屋へ。
飲んでいるうちに、彼はどんどんクドくなり、
酔っているのに、更に飲もうとし続けた。
話の中で、いろんな店で出入り禁止になった
理由がなんとなくわかってくる。
ボチボチのところで切り上げて次の店へ。
次からはガールズバーをハシゴするのだが、
金がないと言いながら、どこでも値引きしようとする。
常連だからこそのやり方なのか、 関西人的感覚なのか、
半分迷惑、半分プライドがなくて凄いなと感じた。
最後の店では、予算が2千円&泥酔状態で断られる。
予算に関しては、俺が出しても良かったんだけど、
店側の本性が見えた時点で、 別にその店で飲みたいとは思わなかった。

朝になってきたので、そのままフェリー乗り場に向かう。
酔っ払いは、途中のコンビニ前のベンチで寝たので、
そのまま置いていく事にする。
乗り場が開いて、しばらくしてから券が 販売開始をするが、
乗船まで時間があったので、 向かいのパチ屋で時間を潰す。
その時、3月の鹿児島なのに雪が降っていた。

パチンコは釘が渋く、(この時点で察するべき) スロットも、
高設定?と思ってたら普通だったり、
初当たりが遠いと思っていたら、連チャンしたりと、
微妙な設定の入れ方をしていた。
印象としては、設定3が2台、設定4が2台、
設定1or2が2台って感じで、 当たりも重いし、
時間も限られてるし、 全然面白くないからヤメて、二万円負け。
二万円を負けるぐらいなら、
風俗で働いてた子にあげればよかったと思う。
そもそも、連勝してた時の金があったら
金の心配はしなくてもよかったのだが、
この金は、携帯を買った後に生活が安定せずに延滞して解約になり、
約10万円の支払いが必要になっているのだが、
以前なら、料金の支払いは電話屋で出来たのが、
現在は、各電話会社の延滞料金はセンターでまとめられ、
手紙がないと支払えないので、 家がないと支払えなくなった。
家が決まったら、その支払いをしようかと思っていた金なので、
スロット意 外に使い道は考えてなかった。

鹿児島では、師匠から人に対する優しさを、
パウロ・コエーリョから生き方のヒントを学んだ。

空き屋問題から、仕事があっても家がないと駄目で、
家があっても、仕事がない場所では住みにくいと知る。
若者離れが進む町では、 店の便利が悪いと、
億万長者すら来ようとしないし、
稼げる仕事がないと、家族を養うこともままならず、
地域の活性化もない。 学生が就職をし、そこで家族を作る。
だから、学校がなくても、 仕事場と、
家は用意しておかなくてはならない。
他県から来た人で、地域貢献をしない人だとしても、
コンビニなどの店でバイトをするだけでも 地域貢献になる。
鹿児島は、糞みたいな田舎なのに、家賃が三万円以上する家ばかりで、
空き屋問題が改善してないとか、
バブルの頃の感覚のままで、役所がやる気がない。
町に人が減ってくのは、住んでほしくないと思っているから。
仕事に跡取りがいないのは、育てようとしないから、 人に任せようとしないから。

鹿児島市で知り合った酔っ払いは、
年商数億の会社の娘と結婚して、 会社を継がないかと言われたが、
金で結婚なんかしたくないから断ったと言っていた。
風俗で働いてた子も、母親が決めた相手を嫌がって、
オッサンのアソコを舐めるハメになった。
金より大切なものがあるが、 幸せや、金持ちに縁がない人間は、
チャンスがあっても、そうゆう風にならないようになってるんだと感じた。
学ぶために苦しみが必要なのか? 金で買えない自由を得るためか?

家が決まらなくて感じたのは、 人生は居場所作りが大事だなと感じた。
職場や地域や友達、家族…。
特に恋人は、ホームレスでも、 たまたま芸能人や社長令嬢などと結婚したら、
一気に挽回できる。
宝くじは金だけだけど、 恋愛は、愛や家族が手に入る事が
居場所作りの点で大きい。
職場や家庭でケナサレ、争って生きるより、 尊重され、愛されて生きる方が良い。
人生の目的が、結婚をして幸せな家庭を築くことか?と聞かれたら、
俺は yesと言いきれないと思う。
現に、少子高齢化を見ればわかるように、
愛よりも金が優先されるからだ。
明日死ぬかもしれない。 その時に一緒にいたい人はいないのか?
夫婦で力を合わせて働こうと思わないのか?
女は体を売り、男はそれを買う。 愛とは何だ?
なぜ愛され、愛されない?

金があっても、やりがいや夢がなくてはつまらない。
作るものが人々に必要とされても、
個人を愛されずに生き続けるのは辛い。
ではなぜ、嫌われ、愛されず、必要とされなくても
生き続けてはダメなのか?
会社で疲れ、金にたかる人間ばかりが 身の回りに増えても、
家族が愛してくれるだけで 救われるかもしれない。
愛は、携帯電話や金、タバコや酒などと同様の快楽物質で、
依存性がある。
しかし、あったら素敵って程度で、無くても死にはしない。
しかし、有ることに慣れたら、 財布や携帯電話を無くした時のように、
失った物の大きさに気付くのかもしれない。

明日、来年、10年後に死ぬとして、 やり残したことは何だろう?
それに対し、今の自分は活きていると言えるだろうか?
この旅で思った事は、 俺は、パンだけを食べて死にたくはない。
フカヒレも、キャビアも、フグも、スッポンも、味わってから死にたいって 事。
仕事にしかり、恋愛しかり。
しないことも選択肢。する事も選択肢。
好きか嫌いかは、やってみて、 自分の心に、才能に聞いてみる。
運命の シナリオはそうなるようにすでに決まっている。

ちんこ岩

名物

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