2015.03.04(Wed):私生活
1月4日 (1日目)
バスと電車を乗り継ぎ、大阪の難波から歩き始める。
コンビニで地図を見て、ひたすら歩く。
途中、天理教で母親のように親しくしていた人に
公衆電話から電話をかけるも、
話し中で100円が無駄に飲まれる。

1月5日 (2日目)
神戸で雨が降り始める。
屋根ありベンチで休んでも、全然止む気配がなく、
風もあって寒い。
旅を始めてすぐ足止めを食らうのは嫌なので、
公衆電話を探しにベンチから移動する。
コンビニでテレホンカードを買い、
天理教のおばちゃんに電話をすると、
一緒に旅行に行く予定だった時のお金を
入金してくれると話していた。
電話を終えると、雨宿りできる場所が見当たらず、
衣類が濡れ、バッグを濡らさない為に地面に置く事も出来ず、
ヘトヘトになったので、ネカフェで一夜を過ごす。

6日 (3日目)
ここには役所も、スーパーマーケットも、銭湯も、
ネカフェも駅も近くて良いなと思ったので、
不動産屋で物件を探してみると、良い物件があった。
とりあえず、昨日のように雨宿りする場所がない所で
真冬に雨が続かれては、衣類がびしょ濡れになって、
乾かすのも大変。
天理教の給料である月1万円の給料も、
大阪までの旅費と、ネカフェ代でほとんど無くなったので、
電話をしてから図書館で時間を潰しつつ入金を待つ。
しかし、夜になっても入金がないので、
いつまでも同じ場所にいるわけにもいかず、
再び歩き始める。
バッグが重すぎるので、衣類を減らすも、まだまだ重い。
40キロが30キロになった印象。

7日 (4日目)
赤穂の辺りで道に迷い、美作の方まで行ってしまう。
これで1日の大半が終わってしまい、ガッカリする。
田舎すぎてコンビニが少なく、
道の確認が出来なかったのが大きな原因。
目標に対し、現在の状況を確認しないでいると、
道を誤ってしまう。常に、目的を明確にする事の大切さを知る。

8日 (5日目)

とにかく高速道路沿いを歩き続ける。
高速道路沿いは道に迷いにくい利点があるものの、
ベンチも雨宿りする場所も少なく、全然休めない。

9日 (6日目)
国道を歩いていたら、天理教の教会を見つけたので、
参拝だけしようかと寄ってみたら、
月次祭の準備で信者さんが神殿に居て、
寄ってってから、泊まっていく流れになる。

10日 (7日目)
洗濯や、ご飯をいただく。
その分、しっかりと掃除を手伝う。
翌日が月次祭なので、夜ご飯を頂いてから
再び歩き始める。
洗濯はありがたかったし、
肉と蛸飯がメチャメチャ美味しかった。
会話の中で、教会に跡取りがいなく、
岡山は男手が少ないこともあり、
教会の娘や、信者の娘さんなど、
どうかと聞かれたが、
天理教の相手と結婚したら、
完全に天理教の人生になるので断る。
どうすれば、お節介ではなく、人助けになるのか?
結局、入金してこない天理教のおばちゃん。
晩御飯の席で、教会の奥さんが、
少しカンパでもと言った時、
千円すら出そうとしなかった信者さん達。
人間は、口では良い事を言っても、
いざ金の話になると、他人の為に金は出さないもの。
人助けをうたっている天理教ですら、
そんなだから、愛とか、助け合いなんて
期待してはいけないのだと知る。
人間が金を出すとき、それは、
人前での見栄や、義務、人との対立を避ける状況を作った時。
人を救う気もない偽善者達。
そして、その日の晩、
ホームレスみたいな男性を見つけるも、
話しかけずにスルーした俺も、
誰も救えやしないダメ人間。

11日 (8日目)
福山市の街を歩いていたら、
仕事しない?住む場所もあるけどどう?
と、声をかけてもらう。
夜の店、土建系の仕事だとしても、
ほとんどがスルーをする人達。
ありがたいなと思った。
他に、旅人を家に泊めるのが好きな井上さんにも
声をかけられたが、あいにく、
井上さんが仕事中だったため、
泊まる流れにならなかった。

12日 (9日目)

尾道市(広島)に入る。
海と島と街が一体となっていて、
綺麗な町並みが続いていた。



13日 (10日目)
右足のスジが痛み出したので、負担を和らげるために、
ゴミ捨て場から水道パイプを拾って杖代わりにする。


竹原市に行く山が途中から歩道がなくなる。
山を登っていたらケツが汗をかいて気持ち悪い。
山を降りて疲れてても、休憩する場所も、水道もなく、
最低な印象を受ける。
しかも夜中にシモが降りて超寒い。
汗で靴の先が濡れているせいで、足先から冷える。

14日 (11日目)
朝、教会で貰った餅などの食料が尽きる。
夜になると雨が降り出すし、
トラックが通る国道なのに歩道がなくなったので、
仕方なく近くの廃屋で一泊する。
畳は抜け落ち、家の中に木が生えていたが、
2ヶ月前にホームレス?がいたであろう形跡があり、
毛布で暖かくして寝る事ができた。


15日 (12日目)
広島に着く。
夜にパニック障害らしき人を発見する。
頭を傾げながら徐々に歩いてゆき、
ある程度進んだら、口をあけて座り込んでしまった。
電話を持っていないので、近くの警備の人に
警察に連絡をしてくれるよう言い、
自分も一応、近くに交番がないかを探しながら
歩いてみるも、こうゆう時は全然ない。
配置する地価のせいかもしれないけど、
どうでもいい場所にはやたら多い印象。

16日 (13日目)
市内に入り、原爆の後地なのに、
沢山の人が暮らしている事に驚く。
戦後に金が落ち続けたおかげで、
下手な街より発展してるのが凄すぎる。
足が痛く、雨宿り中に足のマメを切る。
水抜きをしても駄目なら、切るしかない。
大事なのは、患部を乾燥させる事だと知る。
全然使っていなかった、万能ナイフを1000円で売る。
スーパーの夜の値引きを狙って歩き続けても、
スーパーマーケット自体が全然見つからず、
雨も降ってくるし、休憩ができそうな場所も全然ないし、
ヘトヘトになりながら、口にしたのは水のみ。

17日 (14日目)
強風が吹き、寒くてトイレで仮眠をとる。
廿日市の公園に防犯を名目とした変態トイレを発見。
デザイナーも変態だし、設置許可を出した自治体も、
見られる側も、見る側も皆変態。
ある意味、マジックミラー号より変態。




9時にドラッグストアを発見。
10時開店なので、近くの公園でパターゴルフを見る。
おばちゃんから餅を貰ったので、買い物をしなくても良くなる。
歩くも、足が痛くて全然進まない。牡蛎が食べたい。

18日 (15日目)
朝、スーパーでカップラーメンとカップヤキソバを食べる。


2号線を通っていると民家がなくなり、
夜中に雨が降ってきて凍え死にそうになる。
この頃から着替え用の下着も着重ねるようになり、
シャツ・パンツが5~6枚、ズボン5枚、上着4枚。
これぐらい着てても寒くて目を覚ます。
寝ると低血圧になるので、体の熱がなくなる。
目を覚ましたら、歩いて体を温める、
疲れたらまた寝るの繰り返し。

1月19日 (16日目)

山を進んでいたら、山賊の村で新年の祭りをやっていた。



山を下ったら、ドラッグストアがあり、
あまりの貧困具合に、外に出してあったお菓子を盗みたくなる。
とりあえず、アンパンで我慢する。
公園で休憩。うんこ踏む。
道を進んでいくと、300円を拾ったので、
イオンで蒸しパンとウインナーパンを購入。
トイレで髪を洗う。
その後、道を進んでいくと、おばちゃんがいて、
話をしていたらカップラーメンを3つくれ、
それから少し行くと、おばちゃんが出てきて、
今度はパンを2つを貰い、
更に進むと、天理教の布教所があり、そこでミカンを貰う。

途中、潰れたパチンコ屋を見かける。
ゴルフ好きなオーナーだったのだろう。
結果的に、ホールに客が1人しかいない状況になり、
夜逃げをする絵が入口に描かれているなんて、
最初から潰れるのがわかっているようだと思って面白く感じた。


左人差し指の先のマメを手術する。
ツケネのマメが炎症を起こし、
指が長くなったことで靴に指先が当たり、マメが出来て痛い。

20日(17日目)
夜に周南の駅で寝る。山の上で超寒い。
コンビニでお湯を入れ、カップラーメンを食べるも
体が温まらず、途中でお腹が痛くなる。
エネオスで用を足した時、そういえば、
秋葉原で働いてた店はソープの匂いだったと思い出す。
しばらくして第二波が来て、コンビニで用を足す。
24時間営業の店って大事だなとこの時痛感した。
もうろうとしたまま進み、歩行者トンネルで寝る。
下関まであと約100km。ラストスパートだと思い、黙々と進む。
途中、公園があったので、溜まっていた靴下などを洗う。
年配の人たちがパターゴルフをしていたが、
あまりからんでこなかった。
(他)人が多くいる町ほど、人は薄情になるものだ。
人が多くても、住みやすいとは限らないのは
そういったところが大きいのかもしれない。
公園と道で寝て、黙々と進む。
ドラッグストアで半額のオニギリとパンを買う。
神社で水を貰う。親はいつまでも親なんだから、
心配させちゃいかんと神社のお母さんに言われる。

21日 (18日目)
水を貰ったのに、日記を書いているうちに無くす。
イオンがあったので、値引きオニギリとジュースを購入。
外の自販機で150円を見つける。
足が治ってきて、たくさん歩くのと、疲れが溜まっているのとで、
すごく眠い。すごくお腹が減る。
イオンに杖を忘れてしまう。疲れているせいか、無くしやすくなった。
それにしても、周南は道路のつくりが変だ。
点字ブロックがマンホールを避けているのに、その次の穴で切れてるとか、
歩道をガードレールで区切っているとか、
3mぐらいしかない自転車区間など、
基地外みたいな設計が見受けられた。

22日 (19日目)
山を進み、防周へ入るも、全然ベンチがなく、
ちょっとした場所で休み休み進む。
歩行者用トンネルを抜けたら、行き止まりの通路に出るも、
作業着を発見。寝るのに調度いい場所もあり、仮眠する。
作業着のおかげで足元の寒さがマシになる。
皮のチェアーがあったバス停と、
周囲がコンクリで囲われたバス停で仮眠をする。
昼から雨が降り出し、他に屋根のある場所がなかったので
仕方がないので会社の軒下で雨宿り。
雨が止む気配がなく、長いこといると悪いので、
少し止んできた時に次の雨宿りポイントを探す。
すると、近くに廃屋があり、玄関も開いていたので入ってみると、
中に入るのを見ていたらしく、すぐに警察が入ってくる。
事情聴取を受け、注意された後、管轄外まで送ってもらう。
それから朝まで雨が続き、歩行者地下道ですごす。
警察も仕事だろうが、廃屋だったら人の目を気にすることもなく、
雨風しのげたのに、事件がない暇な街で点数稼ぎの為とはいえ、
大ごとにしすぎだと思った。
防府は国道沿いに店が多くて良い街だった。
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