東日本大震災 4日目

 【 2011.03.15(Tue) 】

四日目。
携帯の電波は相変わらず圏外のまま。
いつになれば、
どこに行けば電波があるんだか。

今日は、
また大きな余震と津波が来る前に、
使えそうな物を家に取りに行く。

行く途中で親友を連れて、
手伝ってもらう事にした。

行く前に、会社の人がまた給水をしているか見てくる。
給水は他の人がやっていた。
とりあえずペットボトル2本分入れる。

これも個人で井戸からポンプで組み上げているもので、
ガソリンも個人の善意。

飲み水にするなら、加熱してから飲めるらしい。
怪しいと思うなら、
体を拭いたり、皿などを洗うのにも使えるのでありがたい。

そこから、携帯の充電の為に避難所にでも行こうかって話になり、
行ってない避難所にいる名簿を見る。

ここの避難所は隣街の人達が集まっているらしい。
帰ろうかなと思ったら、
高校の時の同級生がいた。

彼は仙台で働いているが、
仕事中に地震が発生し、
ガスの元栓を締めたり、
客を避難させ、
また明日って出勤したら、
津波のせいで、誰も来なかったって事で、
実家の人の安否を確認しに戻ってきたらしい。
ここに来るまでに20箇所ぐらいの避難所を回り、
知り合いを探すも、3人しか見つけられなかったらしい。

津波の被害が大きい街では、
怪我をした人が避難していたり、
赤ちゃんが津波の水に浸かった為か、
目を真っ赤にはらした状態でいたり、
地獄のような場所もあったと言っていた。

話では、同じ会社と一緒に避難した人が9人、目の前で津波にのまれていくのを見ているしかなかった人もいるとも言っていた。

日本三景の松島も壊滅し、
他の街も津波で壊滅している場所がたくさんあると言っていた。

それと、コンビニ等の略奪が始まっているとも言っていた。
まあ、こんな状態なのに、
食べ物を売らずにいれば当たり前ってか、
緊張感がないと言うか、
非協力的すぎる為、
されて当然である。

注意としては、福島の原発や、
ガソリンタンクの火災など、
明日から降る雨や雪は酸性雨だったり、
毒素が強いから浴びない方が良いと注意を受ける。

それから避難所を後にすると、
道路で大渋滞が発生していた。
従兄弟のオバチャンは五時半からこの列に並んでいるはずである。

ガソリンの給油。
しかも10リッターだけ2000円。
だいたい2キロメートルぐらいは並んでいたと思う。
しかし、販売されたのは20人までとか、
販売されなかったとか。
ラジオで後から聞いたが、
一般販売用にガソリンの流通は行っていないらしい。
灯油の販売も、電気がない状態で、
給水や、食べ物を買うのに並ぶのも、
暖をとるのも車って人は結構いて、
それ以外では自転車で移動している人。

昨日と今日とか天気がいいからいいが、
東北だから、朝晩は寒いに決まっているし、
明日からは雨や雪の予報になっている。
車でなくては移動は無理である。
まあ、急ぐ予定もないが。
しかし、田舎は車がないと、
距離が離れすぎてて移動は無理がある。
特に、家族の分まで食料や飲み物を配達するのは。

しかし、移動途中で高速道路を見た時に、
車が通っていたので、
もしかしたら、食料、給水、給油は始まるかもしれない。

話が長くなったが、
家に使えそうな衣類や、
ゲームソフトなどを取りに戻る。

衣類は買えば高いが、
洗えば着れる。
ゲームソフトはCDだから、洗えば読み込むはず。

高い場所に閉まった麺類、薬箱の回収成功。
ゲームソフトは未プレイのが大半で、
高いのだと5000円のとかあるから、
説明書はなくても、とっておかないともったいない。
あと、Windows7のCD回収成功。

機械関係は完全に絶滅で、
外付けHDDも完全に水没状態。
メインはケース中だったから、
何とか読み込めるか?
読み込めないなら復元の方向で。

それと、靴も回収。
畑の耕し機械用に買った10リッターのガソリン缶(中身あり)を回収。

それを持って車まで帰る途中で、揺れてもないのに警報が鳴りまくり、
急いで車に荷物を入れるが、
先に車に向かった親友はいなくなっており、荷物だけ車にあった。

どこか近所の二階に逃げたんだろうと、
うちも急いで二階を目指す。

家に入って、誰かいますか?、警報が出ているので入りますよと聞いても反応がないので二階のベランダへ。

自衛隊がめっさ、移動中の自転車や車に避難を求め、
ヘリも津波がきますと
避難を求めていた。
しばらく見ても津波が来ず、
その間に、マスクをつけているのに鼻水が出て、
5回ぐらい鼻をかむ。

どうやら誤報だったのか、
それともおさまったのか?
何も言わないまま自衛官は屋上からいなくなってるし、
ヘリも何も言わなくなった。

大丈夫なら大丈夫と言えと。

避難した家は、新築のオール電化住宅。
太陽光発電をしているならわかるが、
電気が途絶えたら何もできない住宅と化していた。

親友は、一度津波にのまれているので、
津波に敏感になっている。
どこかの二階で酒でも馳走にでもなりながら話でもしているのだろうと思いながら、
荷物を一人で運んだ。

運び終わったら、自転車に乗って戻ってきた。

どうやら、警報が出た時に、知り合いの人の軽トラの荷台に乗せられて家まで行ったらしい。

おさまってから自転車で戻ってきたらしい。

まあ、分別を手伝ってもらえただけ良しとする。

それにしても、
油、下水、海水などが混ざった泥が乾いて、砂として巻き上がってきている。
それに去年の10倍と言われる花粉が飛び始めた。

空気が最悪です。
車も下手に窓を開けて走れない。

家に戻り、
荷物を置いて、
カップラを食べ、
ホームタンクに入っている灯油と取りにポリタンクを持って家に戻る。

あとタンクの半分しか灯油がなく、販売もないから貴重である。
4つ分回収し、1つは地域の避難所に寄付。

そのついでに花粉症の薬を回収。
3000円ぐらいかけてもらった薬だし、
病院も薬がない現在では、
貴重である。

回収後、会社の人に貸した携帯の充電機を返しにもらいに行く。

すると所長も調度来た。
話によると、県から測量の仕事を言われてきたらしい。

何日も職場や仙台に行こうとしたが、
水に阻まれて行けない状況を写真に撮り、
やっと水が引いて、職場の写真を撮って、
電波が届かないので、
直接、仙台まで車で行ったらしい。

車も、軽油だから農家のトラクターからもらいながら帰ってきたらしい。
それで、被害額を知りたいから17日まで(三日後)までに、
だいたいの修繕費を見積もって来てくれと言われてきたそうだ。

明日から雨が降り、
ただでさえ田んぼが海のようになっていねのに、
水かさが増え、三日以内に大きな余震が70パーセント以上の確率で来る上、
車で職場まで行くのが困難な状況で、
もしも地震が起きたら津波にのまれるって状況での県の指示だ。

ようは、県は被害額を知りたいのだろうが、
スタッフが後五分逃げ遅れていたら死んでいたかもしれず、
職場の周囲の人が津波で何人も死んでいるのをわかっていての指示かと耳を疑いたくなった。

そうゆうのは、機材が揃っている自衛隊の仕事やろってレベルです。

事務所だけとは言っていたが、
それ以外の設備を含めなくていいのか?
それ以外も合わせたら、
被害は7千万以上はするでしょう。
それを、すぐに素人に見積もりを出させるって時点で無理がある。

自衛隊が一応は見て回ったらしいが、
どこに死体が流されているかもわからない職場は
再起はかなり困難である。

しかし、指示は指示で、
ようわからんがうちも行く事になった。
断ればよかった。
酸性雨もだが、
洗濯する水も着替えもない状況で濡れたくないし、
まだ状況的に整備が間に合っていないのに今行う仕事ではない。
しかも、ガソリンが売っていない現在、
仙台までどうやって行って戻ってくるつもりなのか?

まあ、県の指示だが、
努力をせずに諦めるのは男が廃るので、
やるだけやるつもりではあるが、
現状をわかっていない、被害が少ない仙台にいる机上の空論の意見なので、
かなり嫌な仕事だ。

それから友達の家に行くが、
また留守で、
友達の生存を伝えてから帰る。

家に帰ってから、
CDをパーケージから開けて、
川の水で清掃を行う。
枚数が多すぎて途中で後日持ち越し。
泥だらけの靴もついでに洗う。

それから晩飯だから戻ると、
別の従兄弟の人がきて、
娘と連絡がとれずにいて、安否がわからないと、
心配がっていた。

携帯の電波が入れば確認できるが、
ずっと圏外だし、
赤井から石巻は冠水していて移動が困難になっていて、
下手に帰っても来れない。
流木やゴミがあるので、
ボートでの移動も困難。

冠水していない矢本でさえ、
市や県や国から水も食料の支給はなく、
誰かの持ち込みで避難所や生活はなりたっていて、
一日に飲み水はコップ一杯で、
6斤のパンの1斤を半分にして分けたり、
300円ぐらいの袋詰めのロールパン1つだけだったりする。

そんな、水没した避難所などの
支給はほぼ無理だと思っていいだろう。

ヘリも何をしているのか、
冠水していない場所でグルグルと辺りを回っているが、
冠水地帯で避難を待つ人を助ける気はないのか?と思う。
たぶん、救護として派遣されたが、
何をしたらいいかわからず、
被害状況を見ているのだろうが、
ガソリンが一般販売されていないのに、
無駄に燃料を費やし、
飲まず食わずでいる避難者を飢え死に&凍死するのを待っているようにしか見えない。

福島の原発も、女川の原発も、
津波に対し、原発がどれだけモロく、
改善の余地があるかと、
悪い見本として海外に注目されているが、
支援物資の運搬も0点、
救助隊が来ても、死体を片付けてばかりで、
生きている人の為に全然働いていないし、
原発ももちろんなくていいし、
必要な時にずっと圏外でいる携帯電話も0点。
災害があると遮断される電気も水道も0点。
すぐ水没して使えなくなる車もダメだし、
過去にない規模だからと、最悪の事態を想定せずにいた県や国の防災意識がこれだけの国民を殺す事になった。
現代の日本で、
こんな被害が出るほど、
防波堤は高価なのか?
誰もダイヤや金で防波堤を作ってくれとは言っていないんだがね?

特に、再び宮城県沖地震が、来る来ると言われてて、
この被害は、宮城県に責任があると考えるべき。

県や国は考えが甘い。
電話がつながらないマスゴミが報道する内容なんて甘い。
そんな甘い情報で被害は深刻と思っている国民も甘い。

まず現地を見てみろと。
早くしないと地震や津波で生き残っても、
救助が遅れて凍死や餓死、病気で次々死者が増えるで。

追伸。
地デジが7月かららしいが、
地デジどころではないんだが。
うちも、地デジを買ったが、
津波でどこかに流された。
洗車をする水もなければ、
パチ屋も水没して全滅だろうし、
何をするにも電気もない。金はあっても全然買い物もできない。

普通の時と、不通の時とのギャップが違いすぎる。

Category: 私生活

Theme: 3.11 東日本大震災を体験して

Genre: ブログ

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Comments

大変だったみたいだね。

北海道のこっちからは、テレビとかでしか現地の様子は確認できないけど、何より無事で良かった。

何か出来ることって考えても、現実は【募金】くらいしかできることはないっていう現状だよ。

あとは、沢山の被災者の無事を祈る、そして早く復興できるようにっていうことくらいしか・・・。

何も出来ないっていうのが辛い、ただテレビとかのメディアをつたって情報を得て、今はこういう状況なんだっていう確認しかできないんだもん。

とりあえず、ツキグマさんの無事が確認できて良かった。周りの人達もみんな無事でいるといいね。

日記を読んで、現地の壮絶さがまたひしひしと伝わってくるよ。

体には気をつけてね。

またここに来て、コメントします!

Posted at 10:47:15 2011/03/16 by ユウスケ

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