あの世式 最新 リアル オンラインゲーム

 【 2009.01.18(Sun) 】

     今日も明日も自宅と職場の往復だけの人生。

     そんなある日、職場へ向かっている時、
     信号を渡っていると車が俺の方へ突っ込んできた。

     「ドンッ」

     目の前が真っ暗になり、瞬時に俺は死んだとわかった。

     学校で勉強し終わったと思ったら、仕事ばかりの人生。
     あっけなかったな・・・

謎の声「やあ おはよう」

   俺「!?」


     あれ?死んだはずでは?
     そう思いつつも目をあけると目の前に男の人がいた。

謎の男「どうでした?最新式のゲームは。リアルだったでしょう?
     音も感じれるし、触ったり、痛みも感じたはずです。」

   俺「え?ゲームだったの?」

謎の男「そうですよ?ゲームだと気付かなくても
     しょうがないですけどね。記憶を消してからスタートしましたし。」

   俺「信じれん・・・」

謎の男「信じられないかもしれませんが、
     本当のことなんだからしょうがないです。」

   俺「じゃあ、もっと面白い人生生きればよかったな・・」

謎の男「そうですね。やろうと思えば世界を変えるぐらいできただろうけど、
     やらないのも、できなかったのも同じことですから、
     あなたの才能はそれが限界だったと思うしかないと思います。」

   俺「ちきしょう!俺のバカヤロウ!」

謎の男「ちなみに、あなたの人生の記録はデータとして
     録画してあるので後で見てみるといいですよ。
     今までのデータも見る事もできますし。」

   俺「!!
      今までって、俺は今まで何回このゲームやってたんだ!?」

謎の男「えと・・・これで5回目ですね。」

   俺「5回目でこんな人生だったのか・・・。
     次回は今回の経験は活かせるの?」

謎の男「もちろんです。記憶はなくなっても、
     こうゆう時にこうした方がいいといったような
     感覚的なものは覚えてたりするものですね。」

   俺「じゃあ、次はもっと良い人生にできるかな?」

謎の男「もちろんです。最初はダメダメな人生でも、
     20回とか人生繰り返してる人は大抵偉くなってますよ。

     境遇で偉くなった一部の人を除いて、
     自力で有名になった人は何度もこのゲームを
     やった人だと思っていいですよ。」

   俺「じゃあ次は恵まれた環境で生まれる事もできるの?」

謎の男「はい。もちろんです。
     しかし、境遇がいいから有名になれるわけではなく、
     その環境を活かしたり、環境に耐えられるのも自分次第ですね。」

   俺「なるほどね。で、有名になったほうが成績はいいの?」

謎の男「その人生で、人にどれだけ影響を与え、
     どれだけの評価を受けたかは確認できますが、
     点数でつけるような成績はないですね。
     ですので、単に有名になればいいわけではなく、
     貧乏や、貧困で生まれて死ぬ人生も大切なんですよ?」

   俺「え?そうなの?」

謎の男「もちろんです。犠牲になる人がいて、
     その事から周囲の人が学ぶのが人々の経験であったり、
     文明に反映されるのですから。

     ちなみに、犯罪者であっても何のペナルティーもありません。
     動物が弱肉強食であるように、人間であっても、
     犯罪に負ける方にも問題があり、何よりも、犯罪者と
     なるように育った犯罪者が一番の被害者だと考えるからです。」

   俺「そうか・・・
     じゃあ成績がないならデータは無駄になるの?」

謎の男「いいえ。そんなこともありません。
     あなたのプレイはゲームの世界に反映されるだけではなく、
     データは集計され、この世界をより良くする為に役立たれます。」

   俺「ふむふむ。ところで、この世界って?
     親切に教えてくれてる君は何者なの?」

k-3「申し遅れました。私はk-3。アンドロイドです。
    ゲームから戻られた方へ説明を行う為に作られたロボットで、
    多種多様な言語を話せるようになっています。

    それから、この世界は、記憶を戻せばわかる事ではありますが、
    わかりやすく言うと、昔の地球人が言っていた。
    天国と言った方がわかりやすいかもしれません。
    
    誰でも何不自由なく生きる事ができ、
    人々は持って生まれた才能を活かし、
    宇宙人と人間は皆統一の言語を話し、
    自然と科学が共存している世界です。

    ゲームで経験を積んだ人々が、こっちの世界を
    より良いものにしようと皆仲良く無理せず頑張っているので、
    犯罪はほとんどなく、素晴らしい世界になっているはずです。

    しかし、あなたもそうですが、
    平和であればスリルや、革命などをしたいと思う人もいて、
    その人達がこのゲームで不完全な世界を変えているわけです。」

   俺「なるほど。ちなみに、このゲーム中は
     どれくらいの時間が経過してるの?」

k-3「えーと、ゲーム時間1年が現実世界で3分ぐらいですかね?」

   俺「え!?そんな短いの?」

k-3「もちろんです。ゲームを終えたら現実も老人になってたら
     誰もやろうと思いませんからね。」

   俺「ですよね。
     あと、ゲームの世界で生きてた時に
     疑問だったんだけど、スタートする時に
     絶対に前回の記憶を消さないといけないんですか?」

k-3「そうですね。たまに人生経験のレベルが高いプレイヤーは、
     ボーナスで記憶が残ったまま始める事がありますが、
     記憶があっても子供の頃や、時間の経過とともに忘れる人もいます。
     
     しかし、前回の記憶が残っていると同じ思考になってしまう事が多く、
     同じ人生を繰り返しても学ぶものが
     少なくなってしまうのでオススメできませんね。」

   俺「なるほど。じゃあ、もう一回やってみようかな。
     前回は普通の人生だったから、ジャングルの冒険とかしてみたいな。」

k-3「ではゲームを始める前に
    プレイの難易度を選んでください。

    難易度はイージー、ノーマル、ハードの3種類で、
    イージーは恵まれた環境で生まれるので、
    生きるのには困りませんが、楽なだけ経験レベルが上がりにくいです。

    逆に、ハードは恵まれない環境に生まれる分、
    苦むことが多いですが、苦しみや苦労を人より味わう分、
    いろんなものに優しくなれるので、それだけ成長もできますが、

    試練に耐えれないと、犯罪をしないと生きれなかったり、
    死亡する場合があるので、経験レベルが
    あまり高くない人にはオススメできません。」

  俺「イージーで金持ちに生まれたいが、
    金が多くても、それ目的に人が寄ってきても嫌だしな・・・
    ハードは危険か・・・
    じゃあ、ノーマルで。」

k-3「それでは次に顔、体、金、知能、家族の愛情など、
    最低を0、最高値を10として平均5に
    なるように割り振ってくださいね。

    ちなみに、顔の数値が極端に低いと、相手に愛されにくくなり、
    体が低いと、障害があったり、すぐ死んでしまったりします。
    金が低いと、人間以外の生き物として生まれやすくなり、
    知能が低くすぎても、人間以外の生き物に生まれたり、
    知能に障害のあって生まれたりします。
    そして、家族の愛情が低いと、親が育児放棄をしてすぐに死んだり、
    成長が遅れたり、愛し方がわからないようになります。」

  俺「ん~・・・それじゃあ、健康は必要だから体を7にして、
     顔を4に、愛情を4にして・・・よしっ!これでOK!」

k-3「では次にどの星にしますか?
     現在、地球の他に12個の星があり、
     人間とは違う生き方ができますが?

   俺「え?地球以外にも生物がいる星があるんですか?」

k-3「もちろんです。あなたがいた地球では
     まだまだ文明が進歩しておらず、わからないのも仕方ありませんが。」

   俺「でも、地球でもう一回やりたいから地球でお願いします。」

k-3「わかりました。では、時代はどの時代にしますか?」 

   俺「!!
      時代まで選べるの!?」

k-3「はい。あなたが生きていた時代は未来がどうなるかわからなく、
     過去にも戻れませんが、現代をプレイしている
     プレイヤーの行動で常に未来も変わっています。

     以前、核で人類が絶滅した事もありましたが、
     過去に戻ったプレイヤーが歴史を変えたので
     あなたのいた時代は大丈夫だった事が良い例です。」

   俺「ん~。過去に戻って冒険してもわかってるしな・・・
     おしっ!俺が死んだ時あたりの時代で。」

k-3「では最後に、前世で逢った人で、来世でも
     この人と一緒に会いたいとゆう人がいましたら
     名前をお聞かせください。
     その人とは必ず会えると限りませんが、来世でも会えるよう、
     なるべく近くに生まれるようにしますので。」

   俺「んと・・・」

     俺は前世で仲が良かった人を数人言った。

k-3「わかりました。
     それでは新たな人生スタートです!レッツ☆エンジョイ!」

Category: 物語

Theme: 自作小説

Genre: 小説・文学

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Comments

このブログの小説の出来映えは、
最高だ!
これからの小説はこういう作り方の
時代かも知れない!!

Posted at 16:56:40 2009/05/31 by うつ

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