夢の島

 【 2008.06.24(Tue) 】

僕が生まれる時、母さんが死んでから
お父さんは無気力になって寝たきりになった。

元々、お父さんの実家が温泉旅館をしていて、
寝たきりになってから他の人に経営を頼んでいるので
なんとか生活はできている。

お父さんの家はお母さんの家の前にあって、
小さい時からずっと一緒だったらしい。

だからお母さんが死んだ時からショックで寝込んだ。

そして旅館は他の人に頼んで、僕とお父さんはこの不思議な島に引越して暮らす事になった。

これは引越しした夢島とゆう島での不思議な物語。


引越ししてしばらくたった夏の夕暮れ。

家の近くの道路で遊んでいた時に見つけた。

家と家との間に何か大きなモノがある!

ふと見上げると上がかすんで見えないぐらい大きいモノが!

目を正面に戻すと、その大きなモノは
ズズズ・・・ ズズズ・・・と徐々に動いている!

なんだ!
僕はその謎の物体にパンチをしてみる。

とても硬い。

ズズズ・・・と動きが少し早くなる。

なんだこれはっ!

僕は近くにあった棒でおもいっきり
その物体を叩く。

すると物体は手で僕を叩こうとしてきた。

ブゥ~ン・・・

でも動きは遅くて、しかも僕まで手が届いてない。

僕は何度も思いっきり棒で足を叩く。

すると謎の物体はズズズ・・・ ズズズ・・・

と徐々に僕から逃げるように移動しだした。

逃げる後ろから僕は足を何度も叩く。

この棒じゃダメだっ!

僕は家に急いで帰る。

「お父さん!変な大きいのがいたっ!」

いつものように返事はない。

僕は物置を探してバットを見つけてすぐにさっきの場所に向かう。

そこにはもうさっきのはいなくなっていた。

急いでさっきの物体が向かっていた方向に走る。

しかし姿は見えない。

もしかして近くの人が見ていたかもしれないと思って
近くのアパートに聞きに行く。


ドンドンドンッ
「すみません。ちょっと聞きたい事があるんですが」
そう言うと、中から
「ドアは開いているから入って」と返事が返ってきた。

部屋に入ると、逆光で影になっていて姿がよく見えない男の人がいた。

「来る事はわかっていた。待っていたよ。」
と男の人は言った。

「どうしてそんな事がわかるんですか?」そう聞くと
「ここの島は人が少なくてね、君とお父さんがこの島に来た時から、
もしくはその前から君達の事は知っていたんだよ。」

男は立て続けにこう言った。
「さっきの大きいのはゴーレムといって、この島にいる生き物で、
どのようにして生まれ、何の為に生きているかわからない
謎の生物で、この島の不思議の1つなんだ。

他にも2つの不思議があるから、その案内をするのが俺の役割なんだ。」

僕は不思議そうに男の人をボ~と見ていると男の人はまた話し出した。

「まず1つ目の不思議は、この島の東の森には先住民がいて、
村からの文明を受け入れず、昔からの生活を今もしている。
奴らはワニしか食べず、腹の部分を半分切り取ると
魚や他のワニの餌になるように川に流す。
そうして昔から生活してきた部族がいる。

そしてもう1つが海の中にある扉。
これは子供の時にしか見つけられない謎の扉。
今から教える場所にあるから探してみるといい。

これでこの島の不思議の説明は終わり。

今日はもう遅いから明日の朝にでも見に行ってみるといい。」

「うんっわかった! ありがとう!」
そう言って僕は薄暗くなってきた道を急いで帰る。

朝、「いってきます!」と言って家を出る。

教えられた東の森に向かう。
森に入ると、人が通っているせいか道がある。
森の中を進んでいくと、
槍を持った赤茶けた肌の人が3人、こっちに歩いてくる。

「子供がこんなところで何をしている!」
急に怒られ、僕はビックリする。
「え・・・ワニを狩ると聞いたから見にきました・・」

そう言うと男達はお互いの顔を見てから言いました。
「今から狩りに行くところだから見せるが、
いつワニに襲われるかもしれないから
二度と子供1人でこんな場所をウロチョロするな」と言われたので、
僕はうなずくと男達の後ろをついていく。

男達は急に座り込む。
僕も座ると、川沿いにワニがいた。

男達は徐々に近づいてゆき、
合図共に3人が同時に槍をワニに突き刺し、
片手で腰の刀を抜いてかまえる。

槍には縄がついていて、3人がそれを引っ張る。
ワニはもがくが、すぐに弱ってきて動かなくなり、
ズルズルと戦士達に丘に引っ張られる。

それからすぐ目の前で持っていた刀でワニの腹を切り、
切り身を近くの大きな葉っぱで包んで他の部分は3人で川に投げ捨てた。

「これがワニ狩りの仕方だ。わかったか」
僕はうなずくと、
「この川をもうすぐ下れば海にでる。そこまで案内しよう」
と言うのでついていく。

海岸に出るところで
「我々は森の住人。案内はここまでだ。」と言うので、
僕は「ありがとう」と礼を言うと手を振って海岸を走った。

海と言ったら、教わった謎の扉。
教わった場所に向かう。
扉があると聞いた近くに着くと、
地元の女の子だろうか?こっちを見ている。
あの子も教わった扉に入ったことがあるのだろうか?

そんなことを思いながら僕は海に入る。
僕は家が温泉だったから泳ぐのは得意なんだ。
スゥーっと息を吸い、海に潜る。
島だから水が綺麗。
潜って進んでいくと四角く黒ずんだ場所が目の前に現れる。

僕はその中に吸い込まれるように入っていく・・・

中に入ると、
そこには昔の部屋の中のような所に出る。
ここはどこだろう?
そう思っていると扉の方から水が徐々に溢れてくる。

僕は浮かび、2階へ、3階へと上がっていく。
そして3階のベランダに出て見渡すと、
裏の家で女の子が1人ボールで遊んでいる。

そうしている間にも僕の後ろからゴウゴウと暖かい水が出続けている。
この景色はどこかで見たことがある。

僕はふと気付く。
ここは昔のお父さんの家で、あれは昔のお母さんだ!と。
僕はベランダから下にたまった水に飛び込みお母さんの元へ向かう。

~おわり~




昨日見た夢を物語りとしてまとめて書いてみました。
だから夢の島だったりします。

裏解説が見たい人は↓をドラッグすると見れます。
昔に戻ってお母さんと結婚したのが
主人公の男の子で、
寝たきりのお父さんと主人公は同一人物です。

そして、海に潜って過去に戻ったかのように主人公は思っていたが、
実はそのまま死んでいたってヒドいオチです。

経緯としたら、幼なじみの妻が出産時に死に、
一人になってしまった男が南の島に行き、
海で自殺し、生前の幸せだった頃に戻りたいと
回想していたと思っていた話です。

Category: 物語

Theme: 夢小説

Genre: 小説・文学

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