バッターマン

 【 2008.05.17(Sat) 】

私の名前は本郷剛、。
仕事が終わったのでこれから家に帰るところだ。
「なっ!なんだお前たちはっ!」
黒い全身タイツを着た謎の集団が「チー!チー!」と言いながら突如現れ、
私が身動きをとらない状態にされ、何かの注射を撃たれた。

私は意識を失い、気が付くとベッドに縛られていた。
意識がモウロウとする中、辺りを見渡すと誰もいない。

私は逃げるなら今だと目一杯、体を縛っているベルトを引っ張ると
意外にも簡単にベルトを千切って部屋の外の通路に出る事ができた。

通路にでると他の部屋から会話が聞こえた。
「あの人間の改造はどれくらい進んだ」
「チー!ほぼ改造は済ませ、肉体を改造に馴染ませてから最終改造を行います。」
「うむ、では侵略作戦の方は順調か?」
「チー!そちらの方も政治家と呼ばれる者達や、
金を持っている者達の改造は完了し、
後は権力で支配していくだけでございます」

なんだって!こうしてはいられない、
皆にこの事を知らせなくては!
私はそう思い、見つからないように急いで基地から逃げ出した。

外に出てマスコミなどにこの情報を伝えても、
そんな馬鹿な事があるわけないと誰も取り合ってくれる人はいなかった。
たぶん幹部も奴らに改造されているのだろう。無理もない。

こうなったら直接、国会に行って何とかしなくてはならない。
正面からうったえても門前払いで話を聞かれることはないだろう。

しかたない。こうしているうちにも奴らの世界征服は進んでいる。
裏から忍び込むしかない。
それと、改造されてる奴らを相手にするのだから武器も必要だ。

この警察には悪いが少し気絶しておいてもらおう。
ドスッ
2人の気絶した警察から拳銃をとり、
なんとか国会に裏から潜入することができた。

ちょうどネジレ国会で政治家が集まっていた。
私は隠れながら、奴らの手先の政治家を探す。

「我々の法案も党員の3分の2を占めるようになった。
この法案を通せば、貧乏人は更に貧乏になり、
金持ちに逆らえなくなり、奴隷として働かせ、
それを望まない者は自ら命を絶つようになる。
これで我らの支配する世界が完成する。

その為にもこの法案を確実に通すよう、
党員が拒否する事は許さず、
あとで重い罰を与えるのだ。」

「チー!」

奴らを見つけた!
私は扉を開けるとそこにいた奴らを拳銃で撃ちまくった。

そして国会は大混乱になり、私は警察に捕まった。
国会は葬儀の間に混乱が治まり、強行採決されるはずだった法案が見直されることとなった。

その後、私は法廷で事の経緯を話し、信じられない話に精神鑑定が行われ、
死者の人体解剖が行われたが、現代の医学では改造されていた事が発見されず、

私は状況判断ができていたことなどから精神に異常はなかったと死刑となった。

Category: 物語

Theme: ショート・ストーリー

Genre: 小説・文学

Comments (0) | Trackbacks (0) | トップへ戻る

Commentform


URL:




Comment:

Password:

Secret:

管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks